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フェルミオロジーにも関連する新しい分光実験法の開発と実験結果に関する関山明氏(計画班分担)らの研究成果が日刊工業新聞に報道されました。

関山明氏(計画班分担)らによる新しい分光実験法である偏光制御硬X線光電子分光の開発と、それを用いて金と銀の伝導電子の性質の違いを明らかにした研究成果がNew J. Phys. 12, 043045 (2010)に掲載され、平成22年4月26日付けの日刊工業新聞で報道されました。
この実験ではフェルミ面を構成する伝導電子の軌道成分を直接的に観測することが可能で、周期律表で同じ11族の金と銀について実験したところ、銀の伝導電子には多くの人が予想するように5sp軌道成分で構成され4d軌道成分は無視できるのに対して、金の伝導電子には6sp軌道成分に加えて5d軌道成分も多く混じっていることが分かりました。この両者の違いは、d軌道電子のクーロン反発に起因した電子相関の強弱に起因することも明らかになり、特に銀の状況は4f電子が局在的な希土類化合物のフェルミ面形成の状況と類似した「電子相関の強い軌道成分が抑制された」ものになっていました。
発表論文は下のwebページから無料で読むことができます。

関連URL http://iopscience.iop.org/1367-2630/12/4/043045

2010年05月24日

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